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原色の街に魅せられて  #5

墨田区にある鳩の街通り商店街は今話題の東京スカイツリーから歩いて15分くらいでしょうか。
現在でも昭和レトロな風景が残るどこか懐かしい街並みが多くあります。
カフェー建築も当時の面影を残し、現在もひっそりと狭い道に佇んでいます。


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櫻井という屋号のお宅。50年も前の物件とは考えられない程、綺麗な造りです。
角のアール、大きなバルコニー、掲示板でしょうか。この街の中心部にあることから当時はかなり人が出入りしていたと推測します。

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「OFF LIMITS」の文字

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正面入り口でしょうか。屋号を外した痕跡があります。
扉ひとつを見てもとても丁寧な造りなのがわかります。
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[ 2010/11/24 21:27 ] 東京都 鳩の街 | TB(0) | CM(0)

原色の街に魅せられて  #4

原色の街に魅せられてというタイトルで今回がシリーズ4です。
戦後の新興の特飲街として台頭したのが「鳩の街」ということで、「鳩の街」にある娼家の痕跡を残すカフェー建築を今回もいくつか紹介します。

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こちらのお宅は二階建ての一階部分だけモルタル塗装された物件でアールがかかっている意匠が美しいです。
二階部分に目をやると、丸い飾り窓があるのがわかるでしょうか。
かつてはネオンの看板がきらめく歓楽街であった時はこちらの窓から娼婦が手を振っていたのでしょうか。
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「原色の街」で「どぎつい色あくどい色が氾濫している」と表現されていた地帯も50年も時が経過するにつれて、今ではほんの一部の建物しか残っていません。

次のお宅は屋根まで届く立派な円柱の大黒柱がポイントのお宅です。
派手なタイルの装飾などは行わないのにこの独特のオーラは素晴らしいです。
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横の路地から見るとアーチ型の入口の跡があるのがわかります。


[ 2010/11/23 19:48 ] 東京都 鳩の街 | TB(0) | CM(0)

原色の街に魅せられて  #3

昨日の続きです。

鳩の街商店街と平行するこの通りに娼家の痕跡を感じることができました。
また、1952年(昭和27年)現在で、娼家が108軒、接客する女性が298人いたということから、この辺りにはかなりの数の娼家があったということになります。
「原色の街」では、「この迷路の街では、人は夢の中に似た状態におかれるらしい。いそぎんちゃくの触手のように感性をむき出しにした人々は、うねうね曲がった小路に沿って流れて行き、両側に設えられた網の中に捉えられる。」と描いてあります。現在ではもちろんそれらを感じることはできないですが、空想しながら歩きます。

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見事なほど鮮やかな青色の豆タイルの円柱が特徴的なお宅。
壁の下側にもタイルのパターンが施されており、美しいです。
実はこちらのお宅の目玉はもう一つのほう。こちらです。
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木造和風造りの入口と青タイルとのミスマッチがカフェー建築の醍醐味です。
こちらの入口から男女がかつては出入りしてたのでしょうか。

[ 2010/11/22 18:29 ] 東京都 鳩の街 | TB(0) | CM(0)

原色の街に魅せられて  #2

昨日の続きです。

「鳩の街商店街」の距離は直線距離にして約1kmくらいでしょうか。ぶらぶら歩いているとアッと言う間に商店街の出口の門?が見えてきます。
さて、ここからがいよいよ「原色の街」という名の街を歩く訳です。


「原色の街」では、「商家の女房風の女が、エプロン姿で買物籠を片手に漬物屋の店さきに立止り、樽に入っている白菜を指さきでひっぱって、漬かり加減をしらべている。漬物屋の隣の本屋では、肥満して腹のつき出た主人が店頭の雑誌にせわしなくハタキをかけていたが、その手をふと止めて呆(ぼ)んやり空を見上げている。空には夕焼雲のほか、何も見えていない。大きな手に握られたハタキが、地面に向ってだらりと垂れている。」と描いてあります。
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「原色の街」では、「本屋の隣は大衆酒場で、自転車が四、五台、それぞれ勝手な方向をむいて置かれてある。その酒場の横に、小路が口をひらいている。それは、極くありふれた露地の人口である。しかし、大通りからそこへ足を踏み入れたとき、人々はまるで異なった空気につつまれてしまう。細い路は枝をはやしたり先が岐れたりしながら続いていて、その両側には、どぎつい色あくどい色が氾濫している。ハート型にまげられたネオン管のなかでは、赤いネオンがふるえている。洋風の家の入口には、ピンク色の布が垂れていて、その前に唇と爪の真赤な女が幾人も佇んでいる。」と描いてあるので大通りから中の道へと歩きます。
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鮮やかな茶色のタイル張りの円柱が美しいお宅です。



[ 2010/11/21 22:02 ] 東京都 鳩の街 | TB(0) | CM(0)

原色の街に魅せられて  #1

今回はとある文庫を読み、その世界に魅せられて東京都墨田区向島と東向島の境界付近にあった赤線地帯、色街跡とでもいうのでしょうか・・・「鳩の街」の一角に。
その文庫とは「原色の街」(新潮文庫) 吉行淳之介(著)です。

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現在の「鳩の街商店街」は下町らしい商店街と言うのでしょうか、昭和の面影をあちらこちらで見ることができ、狭い道幅の商店街には自転車がゆっくりと走りぬけていきます・・・ってこの日はあいにく人通りが少なかったのでしょうか。閑散としてました。

はと2[1]

シャッターが閉まって時間もとまってしまった店舗もあり、ここから「スカイツリー」が近所というのをすっかり忘れてしまうくらいです。ビデオはベータマックスって・・・^^;



[ 2010/11/20 22:35 ] 東京都 鳩の街 | TB(0) | CM(2)








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